清水焼の郷まつり |
知っている方は良く知っているのだが、「清水焼(きよみずやき)」は、非常に薄く焼かれ、それが故か軽い。しかも、全般に販売価格は高く、我々庶民にはなかなか手が出るものではない。しかし、年に1回行われる「清水焼の郷まつり(以前は”陶器まつり”と称していた。)」では、この清水焼が手頃な価格で手に入る。
そのような訳で、久しぶりに関西にやって来た嫁様のリクエストにより、私も久しぶりにお付き合いすることにした。

「清水焼」の名前通り、清水寺の山門付近とか、その側にあるように思ってしまうかも知れないが、実際は清水寺の入り口のある「東山五条」の交差点を、R1で大津(滋賀県)方向に向かうのである。


買い物をしながらある店で聞いた話では、「此処(まつり)で販売されている陶器の多くは、所謂「ワケあり」商品なので、本来の清水焼より遥かに安くなっている」のだそうだ。勿論「ワケあり」と言っても、ほんの少し形が歪んでいるもの、色や塗が僅かに塗れていないものなど、日常使用する茶碗などの器では、全く問題がないものばかりだった。換言すれば、「”普段使い”用の軽くて丈夫な清水焼が手に入る場所」と考えれば、これ程うまい場所はないかも知れない。
嫁様は、今回欲しいと思っていた殆ど全ての物を入手することが出来、大満足となったが、「ダメ!これ以上此処に居たら、際限なく買っちゃう。」と自らを戒めるかのように、会場を後にする決心をしたのだった。
