大阪城 |
いよいよ大阪での生活も後僅かとなり、この機会に”行ったことのない所”に行ってみようと思いたった。それが前回の「四天王寺」であり、今回の「大阪城」である。
勿論、大阪の旧所名蹟がこの2箇所だけという訳ではないが、限られた時間の中で行ける所と考えた時、頭に浮かんだのがこの2箇所だった。しかも私が大阪に住んだ過去(1991-2004年)も現在(2011-2012年)も1度も行ったことのない所で、世間では有名な場所の代表なのである。
考えてみると、私が生まれ育った東京でも、私は未だ「東京タワー」に登ったことがない。せめて大阪の「大阪城」は行っておこうと考えたのである。
元々「大阪城」は、あの「太閤さん(豊臣秀吉)」により築城された訳だが、徳川家康によって攻め落とされ、徳川の世、江戸時代になって再度築城されたとされる。現存する大阪城は戦後(第2次世界大戦後)に再建されたもののようである。
大坂城内には、「太閤さん」を祀る「豊国神社」なるものもあった。同神社のHPを覗くと、「豊臣秀吉公、豊臣秀頼公、豊臣秀長卿を祀る神社」とされていた。大変申し訳ないが、私はこの神社の存在を知ったのは、今回が初めてだった。また余談だが、”豊臣秀長”は別ブログ「ショートドライブ」の「初春の大和路を行く」で紹介した、大和郡山の郡山城主でもあった人である。奇しくも、此処でもう1度「秀長公」に絡んで来るとは意外な感じがした。
さて、大阪城公園の駐車場に愛車を駐車すると、早速天守閣を目指した。南外濠を回りこみ、大手門から城内に入った訳だが、外壕はいわゆる”大阪城公園”となっていて、ジョギングを楽しむ人達の姿が結構見られたのが印象的だった。
大阪城の「大阪城公園」は、関西では”桜の名所”としても有名で、毎年多くの花見客で賑わう。
もうすぐこの場所が、多くの花見の人々で賑わうのである。
桜と大阪城のコントラストは良い画になると思われた。
城内には「大手門」から入ることにした。
城内に入ると、天守閣を目指した。
私の場合、大阪城の天守閣は空から見下ろすことが多い。というのも、2箇月に1回東京で会議がある時は、飛行機を利用したため、帰路で大阪空港(伊丹)着陸時に、丁度大阪城の上を通るからである。
直近から見る大阪城(天守閣)は、思ったほど大きなものではなかったが、やはり大阪の街を見守っているという姿に見えた。
大阪城から大阪の街(JR京橋方向)を見下ろすとこのようになる。その昔、天下人の見た景色とは比べようもないが、どんなことを考えながら見たのであろうか。
愛車SAABの正面、木の向こうに天守閣が見えるのが分かるだろうか。